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GO BEYOND な

鏑木志織(カブラキシオリ)

女侍パフォーマー

日本伝統芸能を沢山の人に知ってもらうために女侍パフォーマーとして活動をしています。

2018年に刀に出会いました。当時私は殺陣、刀、舞踊など何も経験がなかったからこそ、和のものをやってみたいという軽い気持ちで稽古を始めたのが今の私を作ったきっかけになりました。

稽古や本番を多く経験し、殺陣、刀、舞踊には日本の精神の全てが詰まっていると感じます。殺陣は相手を想いあう気持ち、刀は自らの精神と向き合うこと、舞踊は本来の女としての精神や男としての勇ましさ。簡単に表現するとこのような形ですが、実際にやってみるともっと深いところまで見えてきます。

侍、時には忍者になり、古典の曲や現代の曲に合わせて剣舞、舞踊、殺陣など様々な日本の伝統芸能を使ってパフォーマンスを行っています。今まで日本の文化に興味がなかった子供から大人まで、日本人から世界の人に、私たちのパフォーマンスを見て魅力があると思っていただけるように日々、奮闘中です。

25歳になる2020年9月12日を境目に以前まで所属して殺陣チームから離れ、女侍として一人で活動を始めました。 不馴れな点もたくさんございますが、私にしか出せない魅力があると信じて。それがたくさんの人の心を動かせると信じて。 「続ける」ということをしていきたいと思います。

女だからこそ出せる魅力、侍のもつ漢らしさ、 家族が与えてくれたポジティブさ。 観てくれた方々に言葉がなくても感動を届けられるように。学ぶことを忘れず日々精進して参ります。

奉納演舞(靖国神社 等)、パフォーマンス(国内外問わず)、 ワークショップ、舞台や映像などの殺陣師、モデル(女侍、侍、着物モデル)、舞台(時代物)等、たまに役者も行っています。

パフォーマンスを続けていることには理由があります。それは、世界にこの芸能を伝えないと廃れてしまう。そう感じているからです。

古典を大切にしつつ現代のものを取り入れて、柔軟に。しかし、伝統として受け継がれている根本的なものは外してはならない。芸能をやる上でとても大切なことです。海外でパフォーマンスをしていると、忘れかけていた日本の精神を海外の人たちが私たちに教えてくれることがあります。そういった刺激は海を渡らないとなかなか出会えないものです。

「伝統文化を発信」というなかで「和心」をキーワードとして、日本ならではの相手を思いやる気持ち、または自分との闘いの精神を2018年はスイス、2019年はフランス、ベトナムと様々な国を訪れ、言語のないコミュニケーションと感動を、そして「和心」を届けられるように挑戦しています。

今後も自分に負けない心、人を思いやる日本人らしい精神をより世界へ伝えていきたいと考えております。その中でも、まずは日本文化に興味をもってもらう入り口になりたいと考えています。日本人の若者に対しては、私の姿を見て少しでも日本らしい小物や着物を身につけたいと思ってほしいし、日本の文化にもっと好意を持ってほしい。また、海外の人たちに対しては、私たち侍に会いに来てほしいし、女の子の侍が存在することも知ってほしい。アイドル感覚でもいいので、さらに日本という国が楽しい、行ってみたいと思える環境作りを目指しています。

私のGO BEYOND(超えていくこと)は二つあります。

一つ目は、「言語」を超えていくこと。

私たちはパフォーマンスという形でステージショーを行っています。その中でも笑顔になれるショー、感動できるショー、観ている人が強くなれるショーを行い、世界中の、侍(私たち)に会えた人たちがポジティブな気持ちで強く生きていけるようなショー作りに努めています。それらを行っている中で、ステージ上の私と観ているお客様の心が一致したとき、英語が話せなくても日本語が分からない相手でも、観ている人たちの心が動いていることをステージ上で感じられたとき、私は繋がった(言語を超えた)と感じます。さらに、この波動を大きく作れるよう励んでいきます。この波動が大きくなったときには、より日本の文化は愛されているのだろうと考えます。

二つ目は、「限界」を超えていくこと。

日本の中、東京の中、会社の中、家の中。規模が小さければ小さいほど私は限界(目標)が小さくなるように感じます。簡単に自分に満足しないようにするためには常に規模を大きくしないといけない。自分はこんなに頑張ったじゃなくて、これだけしか頑張れていない。自分より頑張っている人が山ほど世界中にいる。だからこそもっと本気で頑張らないといけない。これらの精神は武道や刀でも同じ考えではありますが、様々な国に行くたびより直接訴えられる気がします。日々、これらの精神を忘れずに自分の限界を超えていきたいです。

私は、日本だけではなく、世界中の人から愛され応援される女侍になれるようこれからも挑戦していきます。

GO-BEYONDER No.230

女侍パフォーマー

鏑木志織

1995年9月12日、神奈川県生まれ。2018年、刀に出会う。和のものに興味を持ちパフォーマーの世界へ。自らが侍や忍者になり、現代の曲に合わせて殺陣、剣術、剣舞、舞踊、様々な日本の技術で観客を魅了している。2020年に「女侍・鏑」として1人で表現することの難しさに茂垣ながら奮闘している。靖国神社などでの奉納演舞や国内外問わずパフォーマンスを行い、活躍の場を広げている。日本文化に興味を持ってもらう入り口となり、「和心」をキーワードに日本人らしい精神を世界中の人々に伝えていくため挑戦を続けている。

 

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受賞歴

  • 2020年
    • 9月12日 女侍単独イベント
    • 1月 日本文化を子供たちに伝える活動(保育園・獅子舞訪問)
    • 1月 靖国神社奉納演武
  • 2019年
    • 11月 KANAGAWA FESTIVAL in HANOII(ベトナム)
    • 7月 JAPAN EXPO(パリ)
    • 3月 着物コンテスト エレガンス賞受賞
    • 1月 靖国神社奉納演武
  • 2018年
    • 7月 ミス江戸NADESHIKO 準グランプリ
    • 5月 JAP ANIMANGA NIGHT(スイス)
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