私は、アルペンスキーの選手育成の活動をしています。チーム名は、ファルコンレーシングチームです。2002年に立ち上げ、国内では全国優勝、入賞の選手を多数輩出し、現在までに全日本ナショナルチームの選手も4名輩出しています。日本国内の拠点は志賀高原スキー場です。SIA公認の、ファルコンスキーアカデミーも運営しています。
現在は国際レースや海外遠征に出かけることが多く、2018年8月はニュージーランドへ、10月はヨーロッパへ、11月12月は中国へ、2月は韓国へ、3月はロシアへと出かけています。年間約4ヶ月強を海外で活動しています。
私たちのチームは、小学校から社会人まで所属しており現在50名の所属選手が全国大会出場、優勝そして日本代表になれるように日々トレーニングに励んでいます。
日本は雪国ではありますが、スキーシーズンは3ヶ月と短く、ヨーロッパや海外の選手を相手に戦うには、トレーニングの日数や滑走距離では、到底及びません。必要に応じて海外での活動が必要不可欠になってきます。またワールドカップやオリンピック出場への道はアジア(極東地域)チャンピオンになることが大切になってきます。
私たちの競技では、ヨーロッパ大陸、アメリカ大陸、南米大陸、オセアニア大陸、極東大陸に分類され、日本は極東地域となります。よって、まず日本は極東地域内で韓国、中国、ロシアと争います。この国際大会をコンチネンタルカップ又はファーイーストカップと言います。
このファーイートカップ全30レースをそれぞれの国にて行い、シリーズ戦を制した雄一の優勝者が、ワールドカップへの出場権を獲得します。これまでにも私たちのチームから勝ち上がった選手はいるものの、ワールドカップという世界最高峰のレースでは厳しい結果でした。
目指すところは世界チャンピオンです。今後も、この大陸間のチャンピオンを輩出し、ワールドカップやオリンピックまたは世界選手権へと選手を送り込むことが最大の目標です。
海外での活動が多い、私たちにとって、日本との連絡を密に取ることも大切ですが、活動内容や現地の情報などを自身のブログやフェイスブック等で発信する重要性を感じております。
遠征に参加しているスキー選手が滞在先のホテルだけでなく、移動中や標高2000メートルの山の上でも、難なくインターネット通信をしている様子を見て、感心させられました。
私は引率する側として報告義務などをよりスムーズに行うことが必要であり、これからも発信していきたいと思います。