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私は5歳の時に母親の影響でスノーボードと出会いました。フリースタイル競技用の板でテニカルという競技を中心にハーフパイプなどの様々な滑りを経験してきましたが、1番楽しいと思えた競技はアルペン競技です。フリースタイル競技用の板だけを使って練習に励み、2018年アルペン競技のプロ資格を取得しました。
この頃からもっと上を目指したいという気持ちが出てきたので、ずっと乗り慣れていたフリースタイル競技用の板を手放し、アルペン競技用の板へ。本格的な板に乗り換えてトレーニングを重ね、2019年ナショナルチーム入りを果たしました。
スノーボードは今まで一度も嫌いになったことがありません。できなかった動きを習得したり、大会で結果を残すことに喜びを感じ、さらに好きになりました。ナショナルチーム入りをして世界を相手に戦う環境を手に入れ、ますますスノーボードにのめり込んでいます。
私は、これから活動の幅を日本だけでなく海外にも広げて、大会やトレーニングに励み実績を積んでいきます。
海外では、日本であまり見ることのない硬い雪質で滑る環境が多いです。海外の大会に参加するにあたって、どんな雪にでも対応して滑れるようにならなければいけないと思っています。
また、海外の大会で納得のいく実績を残すためには、滑る技術だけでなくフィジカルの面も大切になってきます。自分の理想的な動きや滑りができる体づくりにも尽力し、しっかりとトレーニングをしていきたいです。
そして、ウィンタースポーツに興味がない人たちにアルペンスノーボーダーとして活躍している自分の姿を知ってもらい、ウィンタースポーツやスノーボードの活性化に繋げたいと思っています。スノーボード、アルペン競技の楽しさを発信して沢山の方に認知してもらえるような活動をしていきたいです。
私には超えなければいけない壁があります。それは世界という壁です。
今までは日本国内の人たちと戦ってきましたが、これからは世界の人たちと戦う場面がとても増えてきます。世界のレベルがどのくらいなのか、私が世界でどのくらいの位置にいるのかがまだ解りません。世界のステージに立って自分との差はどのくらいなのか、なにが差を作っているのかを分析し、世界との壁を超えていきたいと思っています。
また、世界を相手に戦うには日本から出て海外のスノーボード環境を知る必要があります。それは、言葉や習慣も変わって大変な思いをすることが予想できます。私は英語をもっと勉強して、言葉の壁を感じない生活が送れるようになりたいです。
言語の壁があると情報をスムーズにキャッチできず、自分のアルペン競技に対して得られるものも逃してしまうかもしれません。世界のステージで戦うことは私が思っている以上に簡単なことではないと思います。しかし、それらの壁の高さに怖気ることなく堂々と乗り越えていきたいです。
これからは、世界で活躍するアルペンスノーボーダーになることを目標にさらなる高みを目指して挑戦していきます。2022年、またその次の2026年の五輪に向けて自分のできることを精一杯頑張っていきたいです。
受賞歴
- 2019年
- 3月 ヨンナナカップ プロ女子 GS 1位 SL 2位
- 3月 FIS田沢湖CUP GS 2位
- 3月 SAJジュニア栗駒カップ GS 2位
- 3月 FIS 全日本選手権大会 PGS 3位
- 3月 FIS 栗駒CUP PGS 3位
- 3月 SAJ 全日本ジュニア選手権大会 GS 2位
- 2月 冬季国体イベント事業 北海道 GS 高校生女子の部2位
- 2月 FIS 平昌 GS 5位 SL 3位
- 2月 PSAASIA CSBA SNOWFESTA YOMASE SL 3位
- 2月 PSAASIA 真田十勇士CUP GS 6位 SL 4位
- 1月 SAJ西日本選手権大会 GS 2位 SL 1位
- 2018年
- 4月 ヨンナナカップ プロ女子 GS 5位 SL 2位
- 3月 フリースタイル最速王決定戦 オープン女子優勝
- 3月 JSBA全日本テクニカル選手権大会 18位
- 2月 PSAASIA CSBA onSNOWFESTA 黒姫 3位
- 2月 JSBA 全日本学生テクニカル選手権大会 2位
- 1月 PSAASIA BLACK PEAEL CUP@Noboribetu SL 4位 プロ昇格
- 2017年
- 4月 ヨンナナカップ 一般女子 GS 6位 SL 8位
- 3月 JSBA全日本スノーボード選手権大会 ハーフパイプ 17位
- 3月 フリースタイル最速王者決定戦一般女子 優勝
- 3月 JSBA全日本スノーボード選手権大会ユース女子 DU 優勝 GS 3位
- 2月 JSBA全日本テクニカル選手権大会 フリースタイル女子 14位
- 2月 ながの銀嶺国体イベント事業ハーフパイプ中学生女子 3位
- 2月 JSBA全日本学生テクニカル選手権大会 5位
- 1月 第4回信州雪板合戦 オープン女子優勝
- 1月 AZテクニカルシリーズカップ 第1戦 フリースタイル女子 優勝
- 1月 スノーマンテクニカルカップ 第1戦 一般女子混合 優勝