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GO BEYOND な 人
スケートボーダー
僕は、白馬村でスケートボードの選手として活動しています。スケートボードは2020年の東京オリンピックから正式種目となりました。オリンピック強化選手として、東京オリンピック出場を目指して日々挑戦しています。
冬季オリンピックでは上村愛子さんや渡部暁斗さんなど素晴らしい選手を多数輩出している白馬村ですが、夏季オリンピックに出場した白馬村の選手はまだいません。
ちょうど僕がスケートボードを始める時、白馬村に父親の友人が立ち上げた室内スケートボード施設が出来ました。世界で通用する選手を育成したい、という気持ちで作ったその室内スケートボード施設は、今では国内有数のスケートボード施設になっています。
スケートボードがオリンピックの正式種目になった時、冬は雪が降り積もる白馬村から、そして育ったスケートボード施設からオリンピックに出場することが一つの目標になりました。その目標のためにオリンピック出場に向けて、オリンピック予選となる海外の大会や国内の大会を転戦遠征しています。
スケートボードは１年後に行われる東京オリンピックの追加種目として正式に決定したので、やはり現在は、オリンピック出場が一番の目指している目標です。年齢的に次のパリオリンピックも目指すことが出来ますが、新種目、さらに自国開催ということもあり、とても出場したい気持ちがあります。
しかし、スケートボードの大会はオリンピックだけではありません。エックスゲームズやVans park seriesなど世界のトップレベルのスケートボーダーが集まる大会もあります。オリンピック出場を目指してやって行く過程で、それらの大会も繋がってきますので 、出場し実績を残していくことも目指しています。
そして競技者として出来るところ、行けるところまで目指して行き、そこで得た経験を日本のスケートボードにフィードバックしつつ、伝えていきたいと思っています。
僕は父親の影響で小学一年の冬にスケートボードに出会いました。そこから週一でスケートボードの練習に通い、ある程度滑れるようになった小学三年の時に県外で行われた大会に出場しました。結果は惨敗でした。
当時、僕の育った白馬村のスケートパークには同世代の人が居ませんでした。比べる相手の居ない環境で育った僕は、日本は広くて、たくさん上手な同世代の人がいる事を知りました。
悔しいと言うより目標ができたことで、スケートボードが更に楽しくなり、そこから週一ではなく、出来る限り練習に通い、小学四年の時に、県外の草大会で初優勝、全日本バーチカル選手権ジュニアの部で準優勝、小学五年の時に全日本バーチカル選手権ジュニアの部で優勝することができました。その他いくつかのオープンクラスで 入賞や優勝をすることができました。
そしてフィールドはアメリカに。小学六年の春に一回の渡米を経て、秋の二回目の時に目標としていたカルフォルニアで行われている Vans amatuer Combi pool classic に14歳以下のクラスで日本人初となる出場を果たすことができました。 世界から36人の招待選手しか出場することができないその大会は衝撃的なものでした。 世界は広いなぁと。もっと世界を知りたい、世界で活躍したいと強く思うようになりました。
そして、それから一年後同じ大会の同クラスで、日本人初となる入賞まで登ることができました。
小さい頃に県外の同世代に刺激を受け、そして海外の同世代に刺激を受けて、現在、オリンピック強化選手としてオリンピック予選でトッププロから刺激を受けています。
「もっと 海外で活動がしたい」
やはり 行き着いたのはこれでした。この目標を目指し、これからも世界に挑んでいきます。
GO-BEYONDER No.216
スケートボーダー
永原悠路
2005年6月10日、長野県出身。小学一年の冬に父の影響でスケートボードに出会う。小学三年から大会に出場し始め、世界から36人の招待選手しか出場することができないVans amatuer Combi pool classicのアンダー14歳の部に日本人として初めて招待される。1年後同大会で日本人初の入賞を果たす。現在では、さらに世界レベルで活躍することを目指して邁進している。
Instagram：https://www.instagram.com/yuro_nagahara/
受賞歴
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