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篠原琉佑(シノハラリュウスケ)
スノーボードアルペン強化指定選手
私は、スノーボード競技アルペン種目で「オリンピックでの金メダル獲得」を目指して活動しています。
スノーボード競技は冬季種目のため、国内に雪のないシーズンは季節が日本と逆になる南半球や高標高地で氷河のあるヨーロッパなどへトレーニングに行く必要があります。
また、ワールドカップ・ヨーロッパカップなどの主要大会はヨーロッパを中心に開催されるため、オフシーズンのトレーニングを目的とした遠征と、トップシーズンの大会出場を目的とした遠征が実施されています。海外遠征は大会・トレーニングで他国の強い選手と切磋琢磨することができ、スノーボード技術を向上するには、とても良い環境です。
海外遠征は、1年でおよそ4~7回計画され、その中で数多くの海外大会に出場します。昨シーズンは、4回の遠征の中で12回の海外大会に出場しました。
海外大会での表彰台・入賞は自信を付けられるとともに、自らを成長させてくれます。私は、このように国内外での遠征活動を行い、トレーニング・大会を中心に活動を行っています。
私がこの活動を通して目指していることは、「オリンピックでの金メダル獲得」です。これは、私の将来の夢でもあります。具体的な目標としては、7年後のオリンピックにて入賞し、11年後のオリンピックでの金メダル獲得を目指しています。 なぜこのように長いスパンで考えているかというと、スノーボード競技アルペン種目は現役生活の長い種目であり、ソチオリンピック男子金メダリストは獲得時27歳、平昌オリンピック男子金メダリストは獲得時31歳という実績が残っているからです。
直近の目標としては、北京オリンピックに出場することです。オリンピックに出場することは大切ですが、出場できなかったとしても、オリンピックは4年に一度ということで、オリンピック選考にチャレンジできる実力を持ち、オリンピック選考にチャレンジすることで、大いに成長する可能性があると考えます。そして、この夢は決して、私だけの夢ではありません。なぜなら、私を応援して下さる方々と共に達成していくことに大きな意義を感じているからです。よって、応援して下さる方々と共にチャレンジしていきます。
また、スポーツというものは、見て下さる方々に多くの感動や希望を与えるものです。私自身も北海道旭川で行われたワールドカップで前走者として参加させていただき、世界のレベルに圧倒され、本気で今の夢にチャレンジしようと思いました。そのため、私もスノーボード競技アルペン種目を通して、多くの方々に前向きな影響を与え、ゆくゆくは、スノーボード競技アルペン種目の普及に貢献していきたいと考えます。
私は、以上の夢を達成するために、2種類のマイルストーンを考えています。1つは、3年後の北京オリンピックまでの短期マイルストーンであり、もう1つは、11年後のオリンピックで金メダルを獲得するまでの長期マイルストーンです。
そして、マイルストーンを確実なものにしていくために、PDCAサイクルを意識的に行っています。日頃の活動記録、遠征時では計画書作成・計画書を更新した活動報告書作成を行っています。
PDCAサイクルを本格的に始めたのは、昨シーズンからであり、この影響で、自己分析のレベルが上がり確実な目標が設定できています。このような日々の積み重ねが、5年後、10年後の成長に繋がってくると考えています。よって、PDCAサイクルを継続し、「オリンピックでの金メダル獲得」を実現していきます。
受賞歴
- 2019年
- FISフーネス大会PGS種目 3位
- FISジュネス栗駒カップPGS種目 優勝
- 2018年
- ジュニア世界選手権大会PSL種目 15位
- 全日本選手権大会PGS種目 3位
- ジュニア全日本選手権大会GS種目・SL種目 優勝