BMXとは普通の自転車よりも小さめな自転車で、レース、フラットランド、ストリートなど色々な種目がありますが、僕のやっているフリースタイル・パークという種目は、パーク内に置かれた様々なサイズのジャンプ台を使い、ハンドルを回したり、自転車を回したり、自転車ごと横回転や縦回転をしたりします。
そして様々なトリックを組み合わせた演技をして高さやスピード、難易度、完成度で勝敗を決める種目です。2020年の東京オリンピックから正式種目になりました。
GO BEYOND な 人
BMXライダー
BMXとは普通の自転車よりも小さめな自転車で、レース、フラットランド、ストリートなど色々な種目がありますが、僕のやっているフリースタイル・パークという種目は、パーク内に置かれた様々なサイズのジャンプ台を使い、ハンドルを回したり、自転車を回したり、自転車ごと横回転や縦回転をしたりします。
そして様々なトリックを組み合わせた演技をして高さやスピード、難易度、完成度で勝敗を決める種目です。2020年の東京オリンピックから正式種目になりました。
BMXと言う競技をまだ知らなかった小学校に入る前、近所のスケートパークに行った時にBMXで大きいジャンプをして技をしてるのを見て自分もやりたいと思ったのが始めたきっかけです。保育園の卒園式で言った「大きくなったらBMXライダーになりたい」の夢は今も変わりません。
僕にとってBMXの魅力は飛べる事です。飛ぶ瞬間は本当に気持ちいいです。その気持ち良さにどんどん夢中になっていきました。学校から帰ってきたらパークへ行く。BMXの技を覚えて練習して、その技が出来るとさらに違う技が出来るようになりたくて練習する。BMXと出会ってから毎日パークへ行くのが当たり前になってました。
僕は国内で行われるBMXコンテストは出来る限り参戦してきました。
日本ではBMXの認知度はとても低く競技人口も少ないため、海外にあるようなBMX施設がありません。なので海外に行ってみたいという気持ちは始めた頃から思っていました。
そして小学6年の時に初の海外遠征でカナダに行きました。その施設で乗っているライダーの映像は見ていたけれど、実際に行ってみて施設の良さに感動した事は忘れません。
その時行ったカナダでTORONT X-JAMという大会に参戦しました。その大会は年齢の関係ないエキスパートクラスがあり、僕はそのクラスで予選18位で決勝進出でき、翌日の決勝では11位になりました。12歳、初めての世界大会でしたが、言葉では表せられないくらい楽しく、もっと練習してもっと上を目指したいと思えた大会でした。その後、中学1年の夏休みはアメリカの施設に練習をしに、春休みにはオーストラリアの施設に練習をしに行きました。
海外では世界基準のコンクリートボウルや、レジーやスポンジプールといった安全に技の練習ができ、暑さ、寒さ、雨や風でも問題のない室内施設が沢山あります。実際に行ってみて日本とはかけ離れた充実した施設で練習できる事で、海外ライダーが上達していくんだと実感しました。
海外に行くと環境の違い、言葉の違い、文化の違いなど色々な戸惑いがありますが、その全てを吸収して自分なりのライディングを見せれるように意識して、世界のトップになる事を目標としています。
今、オリンピックやUCIのワールドシリーズに出場するには15歳以上という年齢の壁があります。なので、その年齢になるまで練習と経験を重ねて自分作りをしたいと思ってます。痛い思いをして怖くなって練習をやりたくない時もあるけど、それでも頑張って練習して大会本番で技を決めた時の喜びを忘れずに、世界のトップライダーと同じステージで乗るレベルになれるよう頑張りたいと思ってます。
GO-BEYONDER No.198
BMXライダー
溝垣丈司
2006年1月、神奈川県生まれ。小学校入学前に、近所のスケートパークにてBMXで大きなジャンプをしている技を見たのがきっかけで、BMXをはじめる。小学生から国内の大会に参戦し、6年生の時に初の海外の大会に参戦。その後も日本の数々の大会にて好成績を残し続ける。BMXの次世代を担う選手として注目されている。
Instagram:https://www.instagram.com/joji_bmx/
受賞歴