GO BEYOND な 人
三窪秀太(ミクボシュウタ)
フットゴルファー
"たくさんの経験を積みながら
世界トッププレイヤ-になる"
私は、兵庫県在住でフットゴルフという競技を行っています。
フットゴルフとは、サッカー(フットボール)とゴルフが融合された新しいスポーツで、『サッカーボールを蹴ってゴルフする』とイメージして頂ければ分かりやすいと思います。
基本的なルールはゴルフに準じており、ゴルフ場のフェアウェイ、又はラフに設置されたカップ(直径約53㎝)にいかに少ない打数で決めることが出来るかを競う競技で、欧米を中心に40ヵ国以上で楽しまれており、急速に普及している注目スポーツです。
2009年にオランダでルール化、2012年に国際フットゴルフ連盟が設立されて以降、2012年 第1回ワールドカップ(ハンガリー)、2016年 第2回ワールドカップ(アルゼンチン)、2018年 第3回ワールドカップ(モロッコ)が開催されています。
また、国際フットゴルフ連盟では世界的なフットゴルフの普及に取り組んでおり、五輪正式種目化に向けて活動も行っています。 日本でも、2014年に日本フットゴルフ協会が設立され、現在では賞金トーナメントでもあるJFGAツアー、他にも地域リーグ、初心者でも楽しめるEnjoyCupといった様々な大会が行われています。
私がフットゴルフに出会ったのは、2015年にたまたまTVでフットゴルフをプレーしているのを観たことでした。 幼稚園から高校までサッカーをしており、キックには自信があった為、すぐに興味を持ちました。
初めの2年程は、友人や会社の同僚と趣味としてラウンドするのみでしたが、2017年にSNSにて関西フットゴルフリーグの存在を知り、一人で出場してみました。 その初めて出場した関西フットゴルフリーグにて、優勝することが出来、関西フットゴルフリーグの年間2位になることができました。
それが自信になった私は、翌年の2018年より日本代表選考大会でもあるジャパンオープンに参加し本格的に競技を始めることになりました。 また、2018年より【Bromista Footgolf Club】に所属し、チームのメンバーと共に競技レベルの向上や国内のフットゴルフ普及に向けて、大会や体験会等も行っています。
「日本代表になること」から「世界トッププレイヤーになること」へ
2018年には、第2回アジアカップ(中国)と第3回ワールドカップ(モロッコ)が開催され、この2つの大会に日本代表として出場しました。
第2回アジアカップ(中国)では、第1回のアジアカップでは日本勢が上位独占、団体戦も優勝したと聞いていたため、その力になりたいと意気込んでいました。 ですが、緊張、言葉が通じない事、真夏に3日間のラウンド、実力不足が起因し自分の思うようなプレーをすることが出来ませんでした。結果としては、個人戦は日本勢が上位独占することが出来ましたが、私は14位と結果を残す事が出来ず、団体戦も中国に敗れ準優勝と悔しい結果となってしまいました。
アジアカップから帰国後は、12月のワールドカップで日本代表になることを目標に、まずは日本で結果を残せるよう取り組みました。
その後の日本国内での大会でも、思う様な結果を残すことが出来ずワールドカップの個人戦メンバー14人に入る事が出来ませんでしたが、団体戦メンバーとして選んで頂きました。
個人戦のメンバーに入れなかった悔しさは有りましたが、団体戦メンバーとして日本チームが優勝出来るようしっかり準備しワールドカップに挑みました。団体戦の結果は、初戦敗退という悔しい結果になってしまいました。
この敗戦と世界トップレベルの選手を見ることで、私の目標は『日本代表になること』から『世界トップレベルのプレイヤーになること』に変化しました。
世界のトッププレイヤーになるためには、国内で結果を残し日本代表の常連になること、海外の大会にも参加し世界との差を縮めることが大事だと考えています。 海外の大会では日本とは違う位置にカップを切っていること、コースの距離が長いこと等があり、実際に海外の大会に出場しないと経験出来ないものが多くあります。また、言葉が通じない事、緊張等も数々の大会に参加することで解消されると思うため、海外の大会にも参加していき克服していきたいと思います。
また、2019年にはオーストラリアにて第3回アジアカップの開催が予定されている為、前回アジアカップのリベンジを果たしたいと思います。 まずは、日本での大会でしっかり結果を残し、第3回アジアカップの日本代表に入りたいと思います。そして、第3回アジアカップにおいては、個人戦 3位以内、団体戦 優勝という目標を達成出来るよう日々のトレーニングに励んで行きます。
多くの仲間やライバルを得ることが夢へのステップとなる
私は、兄の影響で幼稚園からサッカーを始め、高校までしており、サッカー選手になること、日本代表になることを夢見て日々の練習に取り組んでいました。
サッカー人生は挫折ばかりで、就職してからはフットサルにも挑戦しました。フットサルも上手く行かず悩んでいる時期に出会ったのがフットゴルフでした。 元々キックには自信があった為、フットゴルフという競技を知ったときは『これだ!』と思いました。 フットゴルフに出会い、日本代表という夢を叶えられたことで、『諦めなければ夢は叶えられる』ということを痛感しました。
フットゴルフを通して、国内外の大会に出場することで多くの仲間やライバルを得ることが出来ました。今後、そのライバル達に負けないよう努力して行きたいと思います。
また、2018年の第2回アジアカップにて団体戦優勝の中国チームが目の前で喜んでいる姿、第3回ワールドカップにて味わった世界トップレベルのプレーや優勝決定後の歓喜、2つの国際大会で見たものは今後忘れることがないぐらい悔しい経験でした。この経験を経験だけで終わらせることなく、次は日本が団体戦で優勝し、個人では自分が優勝すると強い気持ちを持って戦って行きます。
同時に、フットゴルフは年齢や性別に関係なく誰でも楽しめるスポーツです。日本ではまだまだマイナースポーツですが、皆さんに体験して頂ける様に普及活動も行って行きたいと思っています。
今の目標でもある、『世界トッププレイヤーになること』『オリンピック選手になること』を叶えられる様、「GO BEYOND.=超えていく」を自分に言い聞かせ、己を越えて行き、私の地元でもある鹿児島県の種子島から打ち上げるロケットの様に世界に羽ばたき世界で活躍する選手になります。
そして、応援やサポートして下さっている方々に結果という形で恩返し出来るよう頑張って行きたいと思います。
GO-BEYONDER No.192
フットゴルファー
三窪秀太
1994年3月6日生まれ。鹿児島県出身。高校生まで、兄の影響で始めたサッカーを励み、サッカー選手になること目指す。社会人となって出会ったフットゴルフに感銘を受け、サッカー人生で得た力を発揮したいと本格活動を開始。その後、日本代表選手となり、アジアカップやワールドカップにも出場。世界トッププレイヤーを目指して、日々挑戦中。
Instagram:https://www.instagram.com/shuta_m.fg