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GO BEYOND な

伊佐風椰(イサカヤ)

プロスケートボード選手

私がスケートボートに出会ったのは幼稚園年長の時でした。当時近所にスケートボードパークが出来て、そこで滑っているお兄さん達がとてもカッコ良く憧れて、その年の誕生日のプレゼントにスケートボードを買ってもらったことがスタートです。毎日毎日転んでは泣き、でも何より楽しくて本当に大好きで気付けば12年もやっています。

今はオリンピックの新競技となり注目して頂けるスポーツになりました。しかしまだまだルールをはじめ競技として知っている人が少ないのが現状です。

種目も色々ありますが、私がやっているのがストリートスタイル。階段やレール(手刷り)バンク(坂道)等が配置された会場で技の難易度を競います。

パークスタイルは、すり鉢の様な深さのある会場にくねくねした凹凸があり難易度、スピード、高さを競います。世界的に見るとパークスタイルの方が競技人口が多いかと思います。

日本でのプロ資格を取る為の大会には性別も年齢も関係無いので、女の子がその大会にチャレンジするにはかなりハードルが高いです。しかし、その環境が当たり前だったので不思議に思う事無くただただスケートボードを楽しみつつランキングを上げる為に頑張って来ました。

日本全国大会の為に遠征していつも母が運転する車で移動して車中泊。車は年間4万キロ走るので、親の協力無しでは続けられないチャレンジだと、親をはじめ沢山の方々に支えられ続けてこれた事に感謝して、これからも一生懸命頑張り スケートボードを沢山の方々に知って頂き盛り上げて行ける選手になりたいです。

オリンピック競技になり海外の大会にチャレンジする事が増えました。アメリカ、ブラジル、ジャカルタ、韓国。沢山の仲間も出来て改めてスケートボードの魅力を感じ日本代表として、もっと努力して技術を磨きたいと思い海外に行く事も増えました。

来年高校を卒業するのでアメリカへの留学を目標に、競技は勿論ですが英語も習得してグローバルな人になりたいと思います。

どんなこともそうかもしれませんが、スケートボートを通じで、今一番越える事が難しいのは 自分の固定概念だと思っています。今思えば早くチャレンジすれば良かったと思う事ばかりです。初めて海外に行った時、不安しか無かったけれど、フレンドリーで自分から積極的に声を掛ければ拙い英語を一生懸命聞いてくれて、スケートボードパークでは直ぐに仲間に入れてくれた。

もっと早くチャレンジすれば良かった、なんて楽しいのだろうと思い、それからは頻繁に海外の大会にチャレンジしています。

行動することはとても大事です。まだまだ経験は浅いけれど、どんどん海外に出向き、可能性を広げたい。経験は宝です。

視野を広げ競技はもちろん、人として成長して行きたいと思っています。

GO-BEYONDER No.188

プロスケートボード選手

伊佐風椰

2001年5月生まれ、神川県出身。幼稚園の頃にスケートボードに出会い、この若で既に競技歴10年を超えるという、日本代表のスケートボーダー。2019年のムラサキスポーツチャンピオンシップの優勝をはじめ、数々の大会にて好成績を収める。オリンピック出場を目指し海外の大会にも参戦。

 

Instagram:https://www.instagram.com/kaya_suika_isa/

受賞歴

2018年
5月 全日本選手権 優勝
5月 韓国 アジアンオープン 優勝
アジアオリンピックジャカルタ 銀メダル2つ獲得
ワールドスケート韓国 優勝
アメリカexposure プロクラス3位
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