私は学生時代に、自転車で日本一周をして、世界のいくつかの国も旅しました。そして2017年11月に非日常な旅体験を提供する「旅する酒場 サカタビ」を東京の池袋にオープン。「人生という名の旅に欠かせない、人とのつながり。なんだかんだいって、人間が一番面白い」というキャッチコピーで「何かがはじまるワクワク感」をテーマにしています。

新しい発見や、人生を変えるような出会いがある場所。どこかに旅に出たときのような、あのワクワク感を楽しめるような場所にしたいという想いから、「旅」をテーマにしたバーにしようと決めました。ここから人生という名の旅に欠かせない、人とのつながりを楽しめる人々をたくさん増やしていきたいと思っています。

皆さんもぜひ、池袋の「旅する酒場 サカタビ」へ遊びに来てください！

アマゾン川から始め、世界中に食材探しの旅へ

「旅する酒場 サカタビ」を池袋にオープンしましたが、「旅する酒場」と言うからには、何かしらの「旅らしさ」がないとダメですよね。現在の旅らしさといえば、店長が世界一周したこと、そして私が自転車で日本一周したこと。そして無理矢理絞り出すのであれば、うちの父が若干インド人ぽいところでしょうか…。大都会、東京。油断すれば食われる混沌とした街、池袋。そんな街でもっともっと非日常な旅体験を提供するにはどうすればいいのか…。いろいろと考えた結果、世界の食材を現地で調査し、そのお土産話とお土産をサカタビで楽しめたらすごく楽しめるんじゃないかと想像して、すでに楽しくなってしまいました。

そこで、旅する酒場をもっと盛り上げるために「食材ハンター八木」としての冒険を開始しようと決意しました。第一回の舞台はブラジルのアマゾン川。冒険のにおいが充満しているアマゾン川にへ行き、ピラニアをハンティングしてきました。

その他にも、ジャングルを闊歩したり、様々な文化や食材に触れることができました。また、旅行代理店の旅工房とコラボし、旅報告会などのイベントを企画していきます。Amazonでは探せないようなお土産とお土産話をアマゾンで探してきました。

旅を通じて得られたのは食材だけではない

池袋にオープンした旅する酒場をもっと盛り上げるために「食材ハンター八木」としての冒険を開始することにしました。第一回はブラジルのアマゾン川へ。そして今後は中国のある州でしかとれない幻のキノコや、インドの秘密のスパイス、インドネシアで味わえるジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆など…。聞いただけでワクワクするような食材を追い求めて旅をしていきたいと思っています。

海外へ行くと、「『日本の当たり前』なんて通用しない」と感じることが多々あります。例えば市場に並ぶ食材を見るだけでも、今までの価値観が壊れるような感覚に陥ったり、想像以上の自然現象に心奪われたり。しかし一方で、人々の温かさや交流を楽しむ心、ダンスやお酒など、どの国に行っても通じ合えるものもたくさんあると感じました。

「ありがとう」という気持ちや「出会えてよかった」という喜び、そして「おいしい」という感情は言葉が通じなくても国境を越えて通じ合えるのだと感じています。