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GO BEYOND な

田中大貴(タナカダイキ)

プロサーファー

幼い頃からの夢が現実に!目標に向けて
自分を変える努力を続けていきたい

世界を中心に海外を転戦している、福岡県出身のプロサーファー田中大貴です。2020年の東京オリンピックで、サーフィンが正式種目に決定し、私が幼い頃から願っていた夢が、ついに現実のものになりました。

私は今、WSL(ワールドサーフリーグ)という大会を中心に回り、CTサーファーになることを目標にしています。 目標に向けて、海外を転戦し、トップサーファーからの刺激を間近で受けながら、技術向上に向け努力を重ねている毎日です。

2012年
NSA 全日本級別サーフィン選手権大会3rdクラス 優勝
2014年
NSA 全日本サーフィン選手権大会ボーイズクラス 優勝
NSA ALL JAPAN SURFING GRAND CHAMPION GAMES 2位
NSA 2014年 年間ランキング ボーイズクラス 1位
NSA 2014年 統合年間ランキング 1位
Rip Curl Grom Search Australia 4位
WSL Gopro Junior U16 4位
2015年
NSA 全日本ジュニアオープンサーフィン選手権大会 4位
NSA 全日本サーフィン選手権大会 ジュニアクラス 優勝
2年連続 男子ショートボードの部で日本一
NSA 2015年 年間ランキング ジュニアクラス 1位
NSA 2015年 統合年間ランキング 1位
JPSA 田原オープンにてプロ公認を獲得
JPSA 田原オープン 5位
世界選手権
ISA World Surfing Games 2015 ニカラグア 49位
世界ジュニア
ISA VISSLA World Junior Surfing Championship アメリカ カリフォルニア州 U18 57位
2016年
世界ジュニア
ISA VISSLA World Junior Surfing Championship ポルトガル アゾレス諸島 U18 13位
2017年
世界選手権 ISA World Surfing Games フランス 17位

ロンボク島で学んだサーフィンの面白さ、試合で学んだ敗北の悔しさ

私は4歳の頃からサッカークラブ VAMOSへ入り、アルゼンチン出身の元横浜フリューゲルスの選手、アルベーロ氏から、アルゼンチン式サッカーを習っていました。 しかし、サッカーに励む一方で、7歳の頃新たに触れることになったのがサーフィンだったのです。私の両親がサーフィンをしていたこともあり、海遊びでサーフィンを始めたのがきっかけとなりました。

私たち家族は、毎年インドネシアのロンボク島に旅行で出かけるのが常でしたが、私はそこで現地のローカルGONOと出会い、自然の中で楽しい時間を過ごしながら、たくさんの大切なことやサーフィンの面白さを学んだのです。

当時の経験がきっかけとなり、私は、だんだんサーフィンに夢中になっていきました。 そして小学校3年生のときに、初めて地元のサーフィンコンテストに出場し3位を獲得しました。 その後の私はすっかり試合に出ることが楽しくなり、心の中ではさらに上を目指したいという気持ちが強くなっていったのです。

しかし現実は決して甘くはありませんでした。小学校6年生のときに初めて全国の大会に出場し、真剣にサーフィンに取り組んでいる同世代のコンペティターと試合をしたのですが、そのときの気持ちは衝撃的なものでした。 「あまりにも差がありすぎる!」と痛感させられたからです。

しかし、この全国大会での悔しい思いがきっかけとなって、「いつかは勝ってみたい!」という気持ちが私の中で強くなり、新たな目標ができました。

その後の私は、早く結果を出したいという気持ちでいっぱいで、波があるときはしっかり練習を繰り返したのですが、福岡では毎日波が期待できるわけではありません。 そのため、週末は必ずサーフィンができる海(主に宮崎)へ連れて行ってもらって練習を続け、両親の協力の下一つでも勝てるように全国クラスの試合に臨んだのです。

そして、たまたま日南で行われた試合に出場した際に川畑龍一氏とお会いしたことが私の転機となりました。そのときのライディングを気に入っていただき、サーフボードのスポンサーになっていただけることになったからです。 体にあった川畑さんシェープのサーフボードで練習できるようになり、中学2年生の頃、ついに全国クラスのコンテストで優勝することができました。

コンテストで優勝してからは「もっと毎日練習がしたい」と思うようになり、「そのためにも日南に住みたい!」と思う気持ちが強くなりました。 その夢は中学校を卒業すると同時に実現しました。日南学園で、私をサーフィン部の特待生として受け入れてくれることが決まったのです。

私は日南学園サーフィン部の学校指定寮、フリーダムサーフショップの宿に下宿し、毎日の練習を積み重ねていく中で、次第に結果が繋がってくるのを実感できるようになりました。

東京オリンピックに向けて前進!さらに上を目指して努力する

私は幼い頃から、「サーフィンがオリンピック種目になり、もっと多くの方々にサーフィンという素晴らしいスポーツを知ってもらいたい!」と思い続けてきました。 ですから、2020年の東京オリンピックでサーフィンが正式種目になることが決定し、私の願いが叶ったときは、本当に嬉しくてたまりませんでした。

今、私はNSA強化指定選手に選出されていますが、その中で私が強く感じていること! それは、「2020年の東京オリンピックでは日本代表選手として選ばれ、金メダルを獲得できるように頑張りたい!」「そのためにも、これから今自分にできることを行い、ただひたすら前に進んで、1日1日を大切にして努力していきたい!」ということです。

私は、これまでサーフィンを通じてたくさんの出会いに恵まれてきました。 大好きなサーフィンに取り組むことができるのは、幸運にもご縁があって巡り会えた方々、その他私を応援してくださっている皆さまのお陰です。

今私の目の前に広がるのは、未知の世界。そして自分がどこまで通用するのか、という気持ちもあります。 しかし、たとえこの先いかなる困難が待ち構えているとしても、私はさらに上を目指して頑張っていく決心ですので、今後も応援していただければと思います。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

GO-BEYONDER No.116

プロサーファー

田中大貴

1998年6月14日生まれ。福岡出身。宮崎・日南学園卒業。2014年、2015年の全日本選手権ジュニア部で2年連続優勝。世界ジュニア選手権の日本代表に選ばれている。2015年からプロサーファー契約。

Instagram:https://www.instagram.com/daikitanaka0614/

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