GO BEYOND な 人
白石陸(シライシリク)
ボランティア 日本リザルツ凧揚げ大使
凧揚げによって世界で笑顔の輪を広めたい。
私は、駒澤大学GMS学部、国際NGOリザルツに所属しています。リザルツとは、国際援助に民意を反映し、政治的意識の確立によって、未だ世界中で問題となっている飢餓と貧困の根絶を願う団体です。私は、そんなリザルツの中でも日本リザルツ凧揚げ大使として活動しています。世界各地での凧揚げの目的は、笑顔の輪を広めること。この活動の始まりは、2015年の夏に訪れたケニアの田舎町でした。ケニアで過ごしたのは、8月から9月にかけての3週間。そこでは日本では想像できないような環境があり、同時に多くの仲間たちに恵まれました。そして、そこで目にしたのは環境に負けない子どもたちの笑顔。笑顔は世界共通なのだと感じた瞬間でもありました。
世界を訪れることで感じたお金では買えない「幸せ」
リザルツの活動では、実際に現地を訪れたり、またスカイプを通して凧揚げ大会を世界各地で同時に行ったりすることで、世界との繋がりを感じてきました。そんな凧揚げ大会を通して私が見てきたのは、世界各地の人々の笑顔です。ボランティアをしていると、お金では解決できない問題に直面することもあります。そんな問題を、日本だけでなく世界中に知ってもらう。そこに、私たちの活動の意義があると考えています。また、活動を通して感じたのは、「幸せ」というのはどこにあるのかということです。世界には、お金でも買えない「幸せ」がきっとあると思います。そんな「幸せ」とは何なのか、問題を提起して考えていくこと、それが私の活動でも重要な部分であると感じています。
GO BEYOND=笑顔の輪は国境を越える。
「GO BEYOND」。私が海外活動において「超えていく」と感じた瞬間は、世界の人たちの笑顔です。凧揚げという活動の中には、どんな国でも笑顔が溢れていました。笑顔には国境はなく、国境を越えて世界へ繋がるものであると活動を通して実感しました。そして、この国境を越えるという体験は笑顔だけでなく、インターネットで世界とつながるというのもとても重要なことだと活動を通して知ります。ネパールでは実際に、ホテルのWi-Fiを通じてメディアワークを行い、日本のメディアに向けて情報を提供する活動を行いました。このWi-Fiによるコンテンツも世界の壁を超えて国が繋がると感じた瞬間です。
ボランティア活動を通して感じたことは、まだまだ貧困の問題は世界各地で複雑に絡んでいるということです。「幸せ」は、国によって人によって違うと思いますが、少しでも「幸せ」を感じる人が増えるように、世界に発信していくことが私の役割であると感じています。実際に、ボランティアではまかなえなかった貧困を伝えるべく、世界を回るプロジェクトを、クラウドファンディングを通して企画しています。私の活動によって世界の全ての人が「幸せ」を感じられる訳ではないでしょう。しかし、少しでも貧困の現状を世界の人々に知ってもらい、そして世界中の笑顔をひとつでも増やしていく。これが、私の思う今後のGO BEYONDだと感じています。
GO-BEYONDER No.062
ボランティア 日本リザルツ凧揚げ大使
白石陸
1996年埼玉県生まれ。国際NGOリザルツにおいて、日本リザルツ凧揚げ大使を務める。2015年のケニアの学校保全活動から、凧揚げを通して世界と積極的に繋がるボランティアを行ってきた。
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