GO BEYOND な 人
川浦あすか(カワウラアスカ)
アルペンスキーヤー
ワールドカップ総合優勝を目標に、
世界最高峰の戦いにチャレンジ。
両親の影響で2歳からスキーを始め、4歳からアルペン競技のレースに出場していました。小学校では長野県大会で3連覇、中学2年では全国中学優勝を果たしています。中学3年からは全日本強化指定選手として戦っていましたが、冬トレーニング中に腰を痛め、「椎間板ヘルニア」の診断がくだりました。そのため雪上での負担がとても大きいことから、シーズンは9月~5月の8ヶ月間雪上に立ち、残りの4ヶ月は日本国内でフィジカルを鍛えています。
5歳で抱いた大きな目標を叶えるために世界の舞台にチャレンジ。
「いつかワールドカップで優勝しクリスタルトロフィーを獲得したい」という目標を持ったのは5歳の時です。地元で行われた長野冬季オリンピックを見に行き、初めて憧れの選手たちを目の当たりにしたことがきっかけでした。その時から世界に挑戦する日々が始まったと言えるでしょう。
高校3年生の時に初めて挑戦したワールドカップでは滑り降りることで精一杯でした。しかし、今まで以上に「スキーが楽しい」という気持ちが増してワクワクしたことをよく覚えています。厳しいことがたくさんある海外遠征中でも、とにかくスキーが楽しくて仕方がない気持ちは変わらず、大好きなスキーができることに感謝の気持ちでいっぱいです。最近では、アルペンスキーヤーとして長く活躍するために、食を通じての身体づくりや食事のコントロールを心がけています。2016年には、パフォーマンスの向上などを目的に「アスリートフードマイスター3級」の資格を取得。スキーはもちろん、さまざまなことにも積極的にチャレンジして自身を大きく成長させたいと思っています。
世界で活動することで日本でもアルペンスキーをメジャーにしたい。
ヨーロッパと違い、日本ではアルペンスキーがメジャーなスポーツではありません。友人に「何の種目?」と聞かれ、「アルペンスキー」と答えても残念ながら知らない人の方が多いのが現状です。また、スキーのなかでもアルペンスキーは世界レベルが高く、日本人選手がオリンピックやワールドカップで優勝することはとても難しいとも言われています。しかし、私が日本から出て世界で活動することで、昔のスキーブームをもう一度日本に呼び戻したいです。皆さまに「休日はスキーをしたい」「もっとスキーを見たい」と思っていただけるよう、今後もアルペンスキーの楽しさを伝え続けていきたいと思います。そして、私に大きな夢を与え育み、温かく見守ってくれる長野県に恩返しをするためにも、明るい話題を皆さまにお届けしていきたいです。
GO-BEYONDER No.057
アルペンスキーヤー
川浦あすか
1993年11月24日、長野県長野市生まれ。両親の影響で2歳からスキーを始め、4歳からアルペン競技のレースに出場。アルペンスキーの競技歴は20年。長野市スキークラブ/スキースターズ長野に所属。椎間板ヘルニアと闘いながら、9月~5月の8ヶ月間は雪上に立ち、残りの4ヶ月は日本国内でフィジカルを鍛える日々。
Twitter:https://twitter.com/aaasukawa