パラバドミントンをはじめて、もう9年が経ちます。私はエリアリンク株式会社のバドミントンチームに所属しており、国内を拠点に活動を行っていますが、パラバドミントンをはじめてから、海外ともつながりを持つようになりました。現在では、年に3回ほど海外遠征に行っています。昨年2015年においては、アイルランドとイギリスに遠征に行く機会がありました。私は、この海外遠征を通して、障害を持っていて、車いすでの移動であっても活発に行動できるのだということ。そしてこの私の活動によって、パラバドミントンがもっと魅力的な競技となるように、普及の一端となればと願っています。

表彰台を見据えた、海外における挑戦。

日本における選手権大会においても、ひとつひとつ見えてくる課題があり大切だと思います。しかし、今後は日本に限らず、世界でもっと上を目指せるようにベストを尽くしていきたいです。昨年2015年においては、アイルランドやイギリスで開催された国際大会に出場を果たすことができました。これは、大きな第一歩だと思っています。さらに、台湾で開催された2015年11月の車椅子バドミントンオープン国際大会では、ダブルスにおいて金メダルを獲得することができました。国際大会においては初の金メダルでしたので、素直に嬉しく思います。しかし、頂点はまだまだです。次は、世界選手権大会などの大きな大会で一番良いメダル獲得を目指します。そして、メダル獲得を足掛かりに、日本の世界ランキングを上げていきたいです。

世界を超えていく！”GO BEYOND.”な挑戦。

初めて出場した世界選手権大会。初めての経験だったこともあり、緊張して自分のベストを尽くすことができませんでした。私の中では、大変苦い経験であったと思います。しかし、この世界選手権大会での経験は、私のスポーツ精神を大きく駆り立てました。今の私よりも世界ランキングの高い選手たちに挑戦して、超えていきたいと強く思ったからです。そのためには、もっともっと国際大会という大きな大会での場数を踏んで、世界の強豪選手との経験を増やして行かなければと感じました。2020年には、東京パラリンピックの正式種目としてパラバドミントンの大きな大会が控えています。これからが、私の”GO BEYOND.”な挑戦のはじまりだと感じています。