GO BEYOND な 人
田原直哉(タバラナオヤ)
スキーヤー
夏はウォータージャンプでトレーニング、
冬は海外で転戦。
私はフリースタイルスキーの種目、エアリアルが専門のスキーヤーです。エアリアルとはジャンプ台から飛び上がり、空中の演技を競うスキーのフリースタイル競技の一つです。夏季は人口のブラシの上をスキーで滑ってジャンプ台から跳び、プールに着水するウォータージャンプというトレーニングを主に行います。夏場でもベーシックトレーニングは国内で行うことができますが、難度の高い技を練習するときは国内で対応できる施設が整っていないため、カナダで合宿を行う事が多いです。冬季期間は1ヶ月ほどの雪上合宿を海外で行った後、北米選手権大会やワールドカップに出場するため12月後半より北米やヨーロッパを転戦しています。体操18年の経験を活かし、現在エアリアル競技生活9年目。
エアリアルで世界の頂点を目指すために。
スポーツで世界一を目指す。それが私にとってのチャレンジです。小学校の頃から競技生活を始め、大学時代から常に世界を意識するようになりました。体操競技18年の経験を活かし、全く縁のなかったウィンタースポーツの世界へ飛び込み、エアリアルを始めてからは海外を転戦することが多くなりました。競技についてはもちろんですが、苦手な英会話やコミュニケーションなどにも積極的に挑戦するように心がけています。
エアリアルで世界へ飛び出し、自分を超える。
現在、日本のエアリアル人口は強豪国と比べると、悲しいくらい少ないのが現状です。またトレーニング環境についても、世界で戦うには十分に整っているとはいえないのが実情です。しかし海外を転戦することで日本人がチャレンジできる可能性が一気に広がります。それが自分の限界を突き破り、壁を超えていく「GO BEYOND」だと感じています。
GO-BEYONDER No.039
スキーヤー
田原直哉
1980年、和歌山県和歌山市生まれ、ミルキーウェイ所属。8歳より体操を始め、18年間、和歌山オレンジ体操クラブに所属。その後日本体育大学に進学し卒業後、社会人体操チームに就職。ナショナルチーム、日本代表を経験し2006年怪我などを理由に体操選手を引退。引退後は体操18年のキャリアを活かし、雪に馴染みはなかったものの思い切ってフリースタイルスキーの「エアリアル」に競技転向を決意。2009年に世界選手権の日本代表に選出、2011−12シーズンに全日本選手権大会で初優勝。2012年にワールドカップMt.Gabriel大会において日本人男子初の3位表彰台に立つ。2014年ソチオリンピックを目指しワールドカップシリーズを転戦し、総合ランキング25位以内の選手に与えられるソチオリンピック、エアリアル競技の日本人出場枠を自力で獲得に成功。現在は2018年平昌オリンピックでのメダル獲得が目標。
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