GO BEYOND な 人
新井真季子(アライマキコ)
アルペンスキーヤー
平昌、そして北京、
オリンピックで金メダル獲得。
オリンピックへの出場と金メダルの獲得を目標に、世界を転戦する岐阜県出身のアルペンスキーヤーです。2011年からの3年間、FIS世界ジュニア選手権大会日本代表に選ばれ、2015年にはFISワールドカップの日本代表となっています。キャッチコピーは「自分自身を超えていく」。オリンピック出場の目標を果たすために、常に自分自身を超えていきます。
平昌、そして北京、オリンピックを目標に。
2013年から、東京を活動の拠点として大学へ通いながら、トレーニングに励む日々を過ごしています。アルペンスキーはウィンタースポーツであることから、雪を追い求めて1年のうちの半分は海外での活動です。夏は日本とは季節が反対である南半球で過ごし、シーズンが始まると、ワールドカップやヨーロッパカップ、ファーイーストカップに参戦するため、ヨーロッパやアメリカ、韓国などを転戦しています。目標はオリンピックでの金メダルの獲得です。まずは、2018年のピョンチャンオリンピックに出場し、4年後の北京オリンピックで金メダルを獲ることを目指しています。オリンピックに向けてワールドカップに挑戦し、世界の舞台で戦っています。
『自分自身』を超えていく。
15歳からの4年間、両親のもとを離れ、オーストリアに単身で渡り、スキー専門学校へ留学しました。スキー漬けの生活を送る中、言葉や食事、コミュニケーション、文化の違いなど、今までとは違った新しい環境で、多くの壁にぶつかりました。留学当初は、知っている人が誰もいない中、言葉も話せず、何もわかりません。しかし、毎日必死に勉強に励み、自分から積極的には他の学生とコミュニケーションをとるように心掛け、自らの殻を破っていきました。その結果、語学力はもちろん、多くの知識や人脈、国境を超えた信頼関係に基づいた友情など、かけがえのないものを得ることができたのです。
留学を経て得たものは、何にも変えることができないものであり、自分の強みです。オリンピックへの出場、そして金メダルの獲得という目標を達成するために超えていくのは、常に「自分自身」だと思います。
2012年のジュニア世界選手権、そして2015年3月のファーイーストカップで、これまでに2度、前十字靭帯断裂の怪我に見舞われました。しかし、たくさんの方々にサポートしていただき、雪上復帰を果たすことができました。今も変わらずにチャレンジし続けることができているのは応援して下さる方々のおかげである、という感謝の気持ちを忘れず、目標に向かって行きたいと思っています。
GO-BEYONDER No.031
アルペンスキーヤー
新井真季子
1993年、岐阜県高山市生まれ。2008年、中学3年生のときに単身オーストラリアに渡り、スキー専門学校へ留学。2008年、全国中学生アルペンスキー大会で、ジャイアントスラロームとスラロームで戦後史上9人目となる二種目制覇を果たす。2008年、2011年に国際FISレースTOP10に8回入賞。2011年からの3年間、FIS世界ジュニア選手権大会の日本代表に選出。2014年、2015年ファーイーストカップで大回転種目別で優勝する。