GO BEYOND な 人
三浦浩(ミウラヒロシ)
パワーリフティング選手
「パワーリフティングを生涯スポーツへ」
リオパラリンンピック出場を目指す。
東京都在住のパワーリフティング選手で、パラ・パワー49kg級、ベンチプレス59kg級。2002年にライブスタッフとして勤務中の事故によって、脊髄損傷となりました。2004年のアテネパラリンピックのパワーリフティングを雑誌で目にしたこときっかけに、北京パラリンピック出場を目指し、競技を始めました。2008年に開催された北京パラリンピックは、世界ランキング10位となりながらも出場権を獲得できませんでしたが、2012年のロンドンパラリンピック出場を果しています。キャッチコピーは「パワーリフティングを生涯スポーツへ」。毎年4月に開催される健常者の大会である「世界マスターズベンチプレス大会」への出場を目指し、2015年には優勝しました。
ロンドンパラリンピック出場、
リオを目指し更に東京パラリンピックも視野に入れて生涯挑戦を続ける。
2002年にライブスタッフとして、コンサートでの機材搬出中に重量物が倒れた事故により、脊髄損傷の大ケガを負いました。アテネパラリンピックでパワーリフティング競技を雑誌で見たのをきっかけに、北京パラリンピック出場を目指してトレーニングを始め、競技歴は10年です。
2006年に「IPCパワーリフティング世界選手権大会」に出場し、最終選考では世界ランキング10位になりましたが、惜しくも北京パラリンピックの出場権は獲得できませんでした。その悔しさをバネにトレーニングを重ね、48kg級と52kg級、56kg級の障がい者パワーリフティングの3階級日本記録保持者となりました。2012年に行われたロンドンパラリンピックは出場権を獲得し、9位という成績を残しています。
パラリンピックへ出場するためには、障がい者の大会であるIPC公認国際大会に出場し、世界ランキングの上位に位置することが必要です。今後もリオパラリンピックを目指して、海外の国際大会に出場し、チャレンジを続けていきます。スポーツを通じて世界の選手とは、「Hi! My Friend!」と挨拶しています。常にライバルでありながらも良き友です。お互い言葉の壁を越えて通じ合える笑顔が、海外遠征では「Go BEYOND」と考えます。
パワーリフティングは障がい者も健常者と戦える生涯スポーツ。
パワーリフティング競技を生涯スポーツと位置づけ、障がい者と健常者の枠を超えて、対等に競い合える競技だと考えています。実際に私も2011年、2012年、2014年の「全日本実業団ベンチプレス選手権大会」では健常者中心の大会に出場して、MVPを獲得しました。2015年には健常者大会の「IPF世界マスターズベンチプレス選手権大会」にて優勝を果たしました。「IPF世界マスターズベンチプレス選手権大会」は、私が毎年出場を目指している大会でもあります。
パワーリフティングはパラリンピックの正式競技ではありますが、オリンピックでは採用されていません。(公社)日本パワーリフティング協会の理事として、今後パワーリフティング競技がオリンピックの正式競技へ採用されるよう、普及活動も行なっています。
GO-BEYONDER No.029
パワーリフティング選手
三浦浩
1964年、東京都墨田区生まれ。(公社)日本パワーリフティング協会理事。2002年にライブスタッフとして勤務中のコンサートの事故により、脊髄損傷。2012年ロンドンパラリンピックのパワーリフティング競技で9位。健常者と障がい者の枠を超えて、生涯スポーツとしてパワーリフティング競技に取り組み、2015年IPF世界マスターズベンチプレス選手権大会では優勝を果たした。リオパラリンピック出場を目指す。
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