趣味のロングライドを通して極限に挑戦するアマチュアサイクリスト。

自転車(ロングライド)を楽しんでいます。
2006年より国内でブルベという長距離ライドのイベントに初参加し、2007,2011は4年に一度フランスにて開催される1200kmロングライドPBP(Paris-Brest-Paris)に参加、終了後は一人でフランスアルプスの山々を走っています。
国内でもここ数年は夏の間に4000km程度のファストラン、ブルベSR600の3連続等長距離を走っていますが段々と、タイムを競わないサイクリングであるブルベではなく、レースとして長距離のイベントに参加したくなってきました。
日本では殆ど馴染みはありませんが、海外では一般的なマスドレース(実業団などのレース)とは異なり、長距離走が趣味の主に熟年層による超ロングレースが行われています。
私も参加を夢見ていたRAAM(Race Across AMerica:アメリカ横断レース)に参加しようと決意し、チームメンバーを集め、トレーニングを重ねています。
ちなみに、4800kmを12日以内で走るRAAMの日本人参加者は過去1人、それも10年以上前のことです。

サポートしてくれる仲間がいる！
だからサイクリストとしての可能性と夢に向かって前進し続ける！

2016年のRAAMの参加資格を得るためには対象となるレースで成績を残さなければなりません。そのため、まずはアメリカ西海岸で開催されるRAW(Race Across the West)に参加しました。
2015/6/16、アメリカ西海岸OceanSideをスタートし、アリゾナ砂漠を超えてロッキー山脈へ、スタートから1400km離れたDurangoがゴールとなります。累積標高は15000m。レースの制限時間は90時間、RAAMの出場資格を得るには81時間以内で完走しなければなりません。この時間にはもちろん睡眠や食事を含みます。
今回のRAWではブルベで知り合ったロングライド仲間3人と妻を合わせて4人がクルースタッフとなり、道中車でのサポートをしてくれました。

自転車で走り続ければ、いつか、どんな限界だって乗り越えられる！

アマチュアサイクリストとして48時間以上サドルの上で暮らすのは体力の限界を超えていかなくてはなりません。
PBPで走り続けて夜明けを迎えたとき、アルプスの峠を越えたとき、目の前に広がる光景に、自分の成長と共に「もっと走り続けたい」「更にこの先を超えてみたい」という想いが生まれました。
自転車でもっと遠くへ行きたい。それが活動の原点であり、これからずっと目指して行きたい先でもあります。

※PBP

パリ・ブレスト・パリ

フランスのパリからブレストまでの間、1200kmをサイクリングで往復する。最初に開催されたのは1891年という大変歴史のあるイベントであり、現在も、行われている。

※RaceAcrossAMerica（RAAM）

日本ではそれ程知られてはいないが、長距離であると同時に数あるレースの中でも、大変過酷なレースとして有名。1982年にはじめて開催された。RAAM では4800kmという長距離ををわずか8日で走るため、一日で600ｋｍもの距離を走らなければならないことになる。
参加に関しては、団体でも個人でも出場が可能である。RAAMには世界各国のファンも多く、様々な国から参加者が集まるが、日本から参加する出場者はほとんどいない。

※RaceAcross theWest

http://www.raceacrossthewest.org/raw3/raam.php