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GO BEYOND な

西山俊(ニシヤマシュン)

ライフセーバー

「ライフセービングをもっと身近に」
スポーツからの普及を目指す。

神奈川県在住のライフセーバーです。水難事故を減らすためのライフセービングをもっと日本で普及させたいとの思いから、国内外で行われるライフセービング競技の大会に積極的に参加しています。ライフセービングの普及・発展が、水難事故減少につながると信じているからです。世界選手権や全豪選手権を目指し、日々トレーニングを重ねながら、ライフセーバーとして人の命を守っています。

2014年
ライフセービング世界戦選手権
ボードレース16位
サーフスキーレース 15位
オーシャンマンリレー 11位
4×50m 障害リレー 8位
4×50m メドレーリレー 8位
SERC 4位
2015年
ISA World SUP and Paddleboard Championship
パドルボード・ディスタンスレース 15位
パドルボード・テクニカルレース  13位
全日本ライフセービング選手権大会
サーフスキーレース 4位
オーシャンマンリレー 2位
レスキューチューブレスキュー 2位

「神奈川から世界へ」競技を通してライフセービングの普及に努める。

ライフセービングの根本は、「人の命を守る」ことで、水辺での事故をなくすための、監視・指導・救助などを指す言葉です。日本では、年間1000件を超える水難事故が起きており、中には水に対する正しい知識があれば、防ぎえた水難事故もあります。

ライフセービングへの認知・理解が向上すれば、もっと水難事故を減らせると考えています。水難事故を減らすためにも、もっとライフセービングを普及させたい。そのためにはライフセービングが注目を集めることが重要だと考え、ライフセービング競技に力を入れています。

ライフセービングに出会ったのは、大学に入学した時でした。人命救助という尊い理念、そして、幼少期より続けていた水泳で身に付いた泳ぐ力を活かせることもあり、ライフセービングの魅力に取りつかれていきました。

ライフセーバーというと、海やプールの監視員を思い浮かべるかと思います。日本ではあまり知られていませんが、国内外でライフセーバーの競技会や世界選手権が開催されています。

初めて日本代表選手になったのは、大学3年の時でした。以来、2年に一度行われる世界選手権には連続して出場していますし、国内外の他の大会にも積極的に参加しています。2015年に行われたISA World SUP and Paddleboard Championshipでは、国別総合では過去最高位に。個人の目標が達成できなかった点は悔しい思いをしましたが、国別総合での記録で新しい一歩を踏み出せたと感じています。

最終的には、トップの16人しか出場できないプロリーグへの出場や、世界選手権よりもハイレベルな全豪選手権のファイナリストになることです。海外で誰かが評価を得れば、ライフセービングにより注目が集まります。ライフセービングがメディアに取り上げられることで、こうした実績がライフセーバーへ興味を持つきっかけになったり、ライフセーバーの活動の幅が広がったりして、水難事故を減らすことにつながると考えています。

2014年秋、夢を、目標を目指して思い切って、この道一本でいくと決意しオーストラリアへ渡りました。勢いだけで行った為、しばらくは苦しい生活をしました。自分の将来が具体的に想像できず、気持ちが塞ぎ込んで、トレーニングを休んでしまう日もありました。

きつい日々を送りましたが、ありがたいことにスポンサー様とのご縁をいただき、夢を応援していただけることになりました。プロのライフセーバーとして集中できる環境をいただけましたので、今後さらなる結果を求め、ライフセービング競技・普及ともに邁進していく所存です。

2015年7月に行われたサンヨーカップは、テレビで特集していただくことができました。2015年9月に行われるISRC(インターナショナル・サーフ・レスキュー・チャレンジ)では、光栄にも日本代表のキャプテンを務めさせていただきます。ただの日本代表としてレースをするのではなく、競技を通して子供に夢を与えるなど、付加価値を生み出せるような選手を目指したいと思っています。

荒波を、世界のライフセーバーを乗り越えろ。

ライフセービングがもっとも発達しているオーストラリアの海をご存知でしょうか。日本では考えられないほどの、大きく荒れた波が襲ってくるのです。正直なところ、その荒波を恐ろしいと感じたこともありました。しかし、オーストラリアのライフセーバーたちは、荒波を恐れず立ち向かっていくのです。そんな荒波を、オーストラリアのライフセーバーたちを【超えていく】存在になりたい、そう思っています。

GO-BEYONDER No.007

ライフセーバー

西山俊

1988年、神奈川県生まれ。ライフセービングを始めたのは大学に入学してからだが、大学3年で日本代表に選出。その後も、全日本選手権アイアンマンレース優勝などの記録を残しながら現在にいたる。ライフセービング歴は8年。現在は湯河原ライフセービングクラブに所属。国内外でトレーニングを行いながら、ライフセービングの普及に努めている。

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