朝鮮半島の平和な動き 現状を見るために非武装地帯(DMZ)に行きました

米朝初の首脳会談を6月12日に控え、朝鮮半島に歴史的な変化が起きようとしています。

そんな今、北朝鮮の日常を生きる”普通”の人々を取材したドキュメンタリー映画『ワンダーランド北朝鮮』を6月30日(土)に劇場公開することになり、大変多くのテレビ番組で紹介されるなど、話題となっています。それだけ、私たちは北朝鮮のことを知らないのですよね。

 

この歴史的なタイミングで南北朝鮮を分断する象徴的な場所、板門店ツアーに参加するべく5月28日から30日に韓国に行きました。

ソウルの仁川国際空港で、早速受け取ったグローバルWiFiをオンにして旅を開始。
しかし、5月29日に参加予定だった板門店ツアーは、残念ながら米朝首脳会談の準備の関係で、当面の間キャンセルになると到着日に知らされました。替わりに、脱北者と共に行く非武装地帯(DMZ)ツアーへの参加しました。

ソウルから国境地帯までの道路は大渋滞。4月末の南北首脳会談の後、ツアー客や韓国人も興味が高まっているからだそうです。展望台などで多数の特に外国人ツアー客と遭遇しましたが、主にヨーロッパと中国からでした。ヨーロッパの中でも統一を果たしたドイツからの観光客が多かったことが印象に残りました。

ツアーに参加し、北朝鮮側の形式を見たり、フェンスを見るよりも価値を感じたのは脱北者の方の生々しい話でした。彼女は貧しい生活をなんとかするため、中国に密入国して仕事をしようとしたら、人身売買被害にあってしまい、中国人男性に売られてしまった話を悲しげな表情でしました。

その後2年もの間を、外出することも出来ずに、中国人男性の家で過ごし、やっとの思いで逃げ出し、タイを経由して韓国に2013年に逃げてきたそうです。しかし、もともとは脱北は自分の意思ではなく、北朝鮮には娘も兄もいるそうです。娘さんとは、中国のブローカーを経由して1年に1度、携帯電話でなんとか話せるぐらい。こうやって、人々が分断されているのです。

もし、北朝鮮に戻れば、人身売買の被害者だと言っても信用されず、即座に強制収容所に送られる、一生出てこれないだろうと語りました。韓国には脱北者が3万人以上いると言われていますので、3万分の1の壮絶な人生を知り、その他、無数の悲劇の人生に思いを馳せ、大変悲しい気持ちになりました。

最後に、彼女は、もちろん南北が統一されたら、北に帰りたいと語りました。そして、娘に会いたいと。



Comments are closed