2ヶ月ヨーロッパ遠征

こんにちは!!

今回はヨーロッパと北米で約2ヵ月間過ごし、今迄で一番長い遠征となりました。しかし、シーズン初めの数週間だけだった遠征よりも短く感じるぐらい,あっという間に時間が過ぎました。そして,これまでの競技人生の中で私にとって一番大事な遠征だったと思います。

アルペンスノーボードのレースを約8年間続けています。しかし、特にここ数年間は「成功したい」という思いと諦めない精神は強かったものの、「スノーボードが好き」という気持ちがどんどん薄れていました。スノーボードの環境と人々とのトラブルもあり、先シーズンの終わりには競技をやめることも真剣に考えました。

何のためにスノーボードのアルペン競技をしているのか? この答えを探し出す事が今シーズンの一つの大きな目標でした。シーズン初めは全く答えが見つからず、負けず嫌いの「勝ちたい」「速くなりたい」という気持ちだけを頼りに練習していました。しかし、ヨーロッパから北米に移動し、カナダチームと行動し始めてから、いつの間にかまたスノーボードが大好きになっていました。

練習での上達は順調。大会の結果はまあまあで凄く良い訳ではない。それでもこの競技が好き。心の底から「楽しい」と思ったのは何年ぶりだろう。この変化には自分でもとても驚きました。どんな真面目な人でも、競技は楽しまなければ上達しない。アルペンスノーボードのレースの魅力をもう一度気付かせてくれたカナダチームの仲間・コーチ達には感謝してもしきれません。

自分が最も人として、アスリートとして成長できる環境を見つけ出すことが、どれくらい重要なのかを気付くことができました。そして、どれだけ周りの人々に助けられているのかを改めて肌で感じました。

今回の遠征でもう一つの大きな収穫はメンタルの強化です。先シーズンの初めからメンタルが急に悪化し、試合の度に全く精神をコントロール出来ない状態でした。練習で出来るものが本番で出せない。これはメンタルによるものですが、選手としての評価は主に試合結果でなされるため、本番で出せる力が実力となります。今シーズンの初めも同じ様に苦しみましたが、今回の遠征で久しぶりに落ち着いて自信を持ってスタート台に立つことが出来ました。これにより少しずつ練習に近い滑りがレースで出来るようになりました。それに加え、試合結果が良くない時、練習で上手くいかない時に,自分を過度に責める事がとても少なくなりました。

スノーボードのアルペン競技を心の底から好きになれたこと、そして前より自分に対して優しくなれたこと。これは大きなレベルアップに繋がる大事なステップだと信じています。

今シーズンの残りの大会は、秋田での全日本とFISレース、そしてアメリカの National Championship です。色々と良い方向に向かってきた今の勢いをこのまま維持してシーズンを終えたいと思います。

豊田あさ



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