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GO BEYOND な

都筑有夢路(ツヅキアムロ)

プロサーファー

期待、悔しさ、喜びを力に、
ワールドチャンピオンを目指す

私は父がサーファーであったこともあり、物心がついたときにはサーフィンが生活の中にある環境で育ちました。幼い頃から海のすぐそばに暮らし、2歳上の兄と一緒に父の指導を受けながらサーフィンを通じて成長してきました。

現在は兄妹そろってプロサーファーとして活動しており、国内外の海で様々な波に挑戦しながら、サーフィン中心の生活を送っています。小学4年のころまではクラシックバレエと両立していたのですが、5年生の頃、兄がどんどんうまくなっていく姿を見て、憧れをいだき、兄に負けないくらいうまくなりたいと心に火が付いて以来、サーフィン一筋です。自然と一体になれるこのスポーツが本当に大好きで、不思議と「つらい」とか「やめたい」といった感情も沸くことなく続けることができました。サーフィンを通じて心も体も成長し、毎日のように海に入りトレーニングをしているので、今では波や海の様子から天候の変化を読み取ることが出来るようになりました。

地元の大会に出場するようになってくると、同世代の友達も増え、皆と競い合えることが嬉しかったです。皆で海に行ったり、お互いのライディングについて話をしたりするうちに、自然と周りに負けないように、もっと練習して一番うまくなりたい、私が一番になるという強い信念やプライドのようなものが、生まれ、メンタルも強くなっていきました。

いつでもサーフィンができる環境で育ててくれた家族や、競い合い刺激し合える仲間に恵まれたことによって、サーファーとして成長することができ本当に感謝しています。

2016年6月
AAA Grade BILLABONG Surfing Games 西日本 1位
2016年7月
AAA Grade BILLABONG Surfing Games 東日本 1位
2016年10月
JPSA ブルーエコシステム supported by 夢コーポレーション 3位
2017年1月
QS1000 Carve Pro 9位
2017年4月
QS1000 Krui Pro 3位
2017年7月
Ichinomiya Pro Junior Surfing Governor's Cup 1位
2017年6月
JPSA Izu Shimoda Champion Pro 2位
2017年10月
QS3000 White Buffalo Woman's Pro 9位
2018年8月
Pantin Junior Pro by Gadis 3位

世界ベスト16入りを目指し、世界の海へ

私はワールドチャンピオンになるという目標を達成するために海外で転戦を続けています。ワールドチャンピオンとは「Championship Tour」というサーファーにとって夢の舞台で優勝するということに直結します。「Championship Tour」は世界のトップ16選手のみが参加できる、トップ中のトップだけが挑戦を許される大会です。この16人が1年間で10戦を戦い抜き、一番成績が良かった人がワールドチャンピオンの称号を手にします。当たり前のことですが、このトップ16には誰でも入れるわけではありません。この16人に入るためにはその予選大会である「Qualifying Series」という世界各地で開催される50試合の中から5戦を選んで出場し、その合計得点を競う大会で好成績を残す必要があります。グレード毎にカテゴリー分けされており、QS1000、QS1500、QS3000、QS6000と数字が大きいほどグレードは高くなります。選手たちは年間50戦という沢山の大会の中から、自分が最大限のパフォーマンスでポイントを稼げると予想した大会を選んで、そこで確実に勝つことでChampionship Tourへの参加権を手にします。

私も50戦の中から5戦を選び出場しています。そしてその一戦一戦で確実に成績を残すために、国内外問わず様々な地域でトレーニングをするなど本戦にむけた準備をしています。努力に努力を重ねても、もちろん結果に結びつかないこともあります。「こんなに準備してきたのに、なんで勝てないの?」と悔しい思いをすることのほうが多いです。しかし、その一つ一つの経験や努力が結果として実を結ぶこともあり、その時の喜びが大きいからこそ続けていられるのだと思います。ワールドチャンピオンになるまで絶対にあきらめずに、沢山の悔しさに立ち向かっていきます。

悔しさとプレッシャーを乗り越えた先にある喜び

スペインで開催されたジュニア大会に出場した時、世界各地から集まったトップジュニアを抑えて、3位に入賞を果たしました。世界のジャッジが日本人である私を高く評価してくれたことが、とても嬉しくて大きな自信になった大会でした。それまで勝っても負けても諦めずに世界中の大会を回りながら、トップサーファー達の姿をみて、吸収し、自分の力に変えることが出来るように食らいついてきた結果であったと考えています。日本を飛び出して世界に挑戦したから、得られた喜びであったと思います。

一方で、海外の大会に出場する機会が増えたことにより、世界レベルのパフォーマンスを前に焦りを感じることもあります。16歳でプロになってから注目され、プレッシャーを感じることもあります。しかし、そんな焦りやプレッシャーは成長のために必要なものです。世界レベルのサーフィンを自分の目で見ること、そして、悔しい思いをしながらも、できるようになるために努力することが私を成長させてくれています。これからも私は、どんな壁にも屈することなく新たな経験、知識、技術を求めて世界へとチャレンジしていきます。

GO-BEYONDER No.179

プロサーファー

都筑有夢路

2001年4月5日神奈川県生まれ。サーファーであった父親の影響で2歳上の兄と共にサーフィンを始める。16歳にしてプロへ転向し、日本代表強化選手にも指定された21世紀生まれのジュニアサーファーとして注目を集めている。ワールドチャンピオンになることを目標にChampionship Tour参加を目指し世界で転戦を続けている。

Instagram:https://www.instagram.com/amurotsuzuki/

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