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GO BEYOND な

藤原良次(フジワラリョウジ)

スポーツトレーナー

最高のパフォーマンスを引き出すことが
最大の喜びであり誇りである

私がスキー競技に出会ったのは中学生の時です。短期留学で滞在したカルフォルニアのホストファミリーの家で、たまたまつけたテレビで放送されていた冬季オリンピックで「日の丸飛行隊」と称されていたスキージャンプ日本代表選手の姿をみたとき体に衝撃が走りました。日本人選手団が颯爽と斜面を滑っていき、空へと飛ぶ姿がとてもかっこよく見えて、自分も空を飛んでみたいと瞬間で感じました。海外でみる初めてのオリンピックだったからでしょうか、今でもあの時の記憶は褪せる事なく残っています。

帰国後もその思いは消えませんでしたが、当時私が暮らしていた町の周辺にはスキー場もスキージャンプ台もなく、競技を始めることが難しかったので、なにか方法はないかと模索する日々が続きました。そんな私に転機が訪れたのは大学1年生の時でした。入学式の部活勧誘でなんと競技スキー部があったのです。しかも部員のなかにスキージャンプをやっている先輩がいるとあれば、もちろん入部を即決意しました。大学生からスキージャンプ、クロスカントリースキーを始めるのは正直無謀でもありましたが、4年間の部活動は本当に楽しかった思い出として残っています。

ゼロからのスタート、トレーナーとしての一歩を踏み出す

卒業を間際に自分自身の将来を考えた時に、どうしても離れなかったのがスキー競技に携わっていきたいという思いでした。周囲の反対をよそに私は当時あまり認知されていなかったスポーツトレーナーになろうと決意をしました。

それから、トレーナーというものがどういうものかも分からないという状況のため、手探りの日々で、苦労が絶えなかったです。何ふりかまわず、スキー合宿をやっているメーカーに片端から問い合わせして、トレーナーとして一緒に参加させてもらったり、自分がスキー合宿に参加したりとなんとかしてチャンスを得ようと試行錯誤の日々が続きました。

そんな中、ある人からトレーナーをするなら医療資格を持った方がいいとアドバイスを受け、医療資格の取得のために専門学校に入学することを決意しました。ここで私は二度目の転機を迎えます。なんと入学した同級生にスピードスケートの実業団チームのコーチ兼トレーナーがいたのです。私はすぐにその方に弟子入りし、トレーナーとしての修行をさせてもらうことにしました。

専門学校での3年間で、トレーナーとしての修行をしっかりと積むことができたこともあり、卒業後は、念願の実業団スキーチームのトレーナーとして働くことが決まりました。それからはクロスカントリースキー、ノルディック複合競技で選手とともにトレーナーとして共に成長してきました。

今でもスキー競技は本当に好きです。選手が少しでも良い状態でレースに望めるよう最善の準備をしてサポートできるように活動しています。

2012年〜2017年
全日本スキー選手権帯同
2016年
スキーFIS大会帯同
2016年〜2018年
スキーコンチネンタルカップ帯同
2018年
スキーワールドカップ帯同
スキー世界ジュニア選手権帯同

サポート環境の向上で、選手の活躍の幅を広げたい

私の喜びは全日本選手権や国体などでチームの選手が良い成績をあげてくれることです。彼らが自分の最高のパフォーマンスをみせることができるようにサポートすることが私の仕事であり、サポートの成果が出た時、つまり選手たちが良い結果を残せたときというのは自分のことのように喜ばしく、誇らしい気持ちになります。

選手達がより良い環境でトレーニングを積み、活躍していくためには彼ら自身の努力の他に、サポートや支援をする側の努力も大切であり必須だと考えています。しかし、現状の日本国内のスキー競技に対する関心は正直あまり高いとは言えません。スキー競技が盛んな欧米から比べると天と地ほどの差があります。もちろん国内のスキー事情が悪いわけではないのですが、日本のスキー離れが加速していることは否めません。

また、私がトレーナーとして現在までスキー業界で活動してきて感じるのが、やはりメジャー競技でないが故に選手の負担が非常に大きいということです。メジャー競技であれば、スポンサーがついたり、活動資金が豊富にあったりと競技をしっかりと続けられる環境が準備できます。しかし、スキー競技においては十分な活動環境が準備できないというのが現状です。この問題をなんとか解決する手助けをしたいのが私のもう一つの目標です。それには、やはり日本の選手が、海外のメジャーな大会で勝利することが必要不可欠ではないかと私は考えます。

私自身はスキー競技者ではありませんが、海外でのスキー競技に対する姿勢やノウハウ、競技が強くなるための知識などをできる限り、日本の選手たちに還元し、少しでも日本国内から海外でも活躍できるような選手を輩出できる環境を作ることが私のチャレンジの目標です。海外のレースで日本人選手がメダルを獲得できるようにチャレンジして行きたいと思います。

GO-BEYONDER No.173

スポーツトレーナー

藤原良次

1978年7月15日、和歌山県出身。スキーノルディック複合、クロスカントリースキー選手だった自身の経験をいかし、スポーツトレーナーとして活躍中。トレーナー歴は15年。全日本スキー連盟や岐阜日野自動車スキークラブ所属の選手たちに帯同しながら世界各地で選手達の身体のケアとサポートを行っている。

Instagram:https://www.instagram.com/fujiwara.trainer/

Facebook:https://www.facebook.com/ryoujit

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