この方の投稿記事を見る
152
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

GO BEYOND な

小林隼人(コバヤシハヤト)

フットゴルファー

勝負の要は次の一打の判断力
目指すはワールドカップ入賞

フットゴルフとは、サッカーとゴルフを融合させた新スポーツで、ゴルフボールとクラブの代わりにサッカーボールと自身の足を使い、ゴルフ場に設置されたカップ (直径53cm程度) にいかに少ない打数で入れるかを競う競技です。2009年にオランダでルールが作成され、2012年に国際フットゴルフ連盟が設立。同年に第一回ワールドカップが開催され、欧米を中心に40ヶ国以上で楽しまれています。日本では2014年に日本フットゴルフ協会が設立され、その直後からジャパンオープンと呼ばれる賞金トーナメントが実施されています。

私は現在、社会人として働きながらアマチュア選手としてフットゴルフをプレーしています。平日の昼間は仕事をしているため、帰宅後の限られた時間でパッティング練習や体力作り (フットサル・ランニング) を行い、土日はジャパンオープンや関東リーグを始めとした各フットゴルフ大会に参加しながら、技術とメンタルを磨いています。年に数回、会社から一週間程度の休暇をいただきながら、海外でのトーナメントに参加もしており、2018年度からは日本初のフットゴルフクラブ「Ganador Footgolf Club」に所属し、多くの方々のご支援のもと日本トップクラスのプレイヤー達と技術を高め合っています。

2017年
ジャパンオープンファイナル (年間王者決定戦) 優勝 (TBC太陽クラブ)
関東フットゴルフリーグ 年間優勝
2018年
第36回ジャパンオープン 優勝 (フォーティーンヒルズカントリークラブ)
Footgolf Asia Cup 2018 (第2回アジアカップ) 優勝 (中国)
日本代表歴
2016年
日米対抗戦 (アメリカ)
2017年
US PRO-AM 2017 (アメリカ)
2018年
Footgolf Asia Cup 2018 (第2回アジアカップ)

四年に一度の大舞台で真の世界一に挑戦する

私は幼少期からサッカー一筋で、学生時代はサッカー部、社会人になってからは「地域リーグからJリーグへ」というスローガンを持つサッカーチームに所属していました。32歳でサッカーを引退した後、知人の紹介でフットゴルフに出会いました。サッカーの技術には多少自信があったので、初めて参加したジャパンオープンでも「意外と良い結果が出せるのでは?」と軽い気持ちで挑みましたが、結果は惨敗。フットゴルフの難しさを肌で感じました。

フットゴルフを始めた2015年のジャパンオープンは、2016年1月に開催される第二回フットゴルフワールドカップの代表選考会を兼ねていました。各回のジャパンオープンで5位以内に入った選手は、年末に行う最終選考会に参加できるというシステムで、私は最終選考会の出場権を獲得しました。しかし、20人中16人を決める選考に漏れ、ワールドカップへの出場はなりませんでした。あと少しで日本代表、ワールドカップに出場できるという機会を目の前にして落選することは、フットゴルフを始めたばかりでもあっても、かなりショックでした。

私の目標は、2018年12月に開催される第三回フットゴルフワールドカップに出場し、入賞することです。

現在、フットゴルフの大会は世界中で行われており、大きく分けて2種類の大会に分かれます。

一つ目はワールドツアーと呼ばれる年間のツアー戦です。ワールドツアーは、その名のとおり世界各国で開催される大会で、各々の大会で獲得したポイントの年間合計を競うものです。日本で毎月開催されているジャパンオープンもワールドツアー対象試合となっています。プロゴルフのように世界ランキングがあり、海外選手のなかには世界各国を旅しながら大会に出場する選手も存在します。

二つ目は、ワールドカップやアジアカップと呼ばれる、単発の国際大会です。ワールドツアーと異なり、一つの大会で世界ナンバーワン、アジアナンバーワンを決めます。各国からの出場メンバー数も限定され、国ごとに厳しい代表選考レースが行われているため、必然的に出場する選手のレベルも上がります。サッカーと同じく4年に一度開催され、同じ会場・同じ条件のなかでプレーをします。失敗が許されないプレッシャーのなか、世界トップクラスの選手達と共に一発勝負で、ナンバーワンを決める大会となります。

2種類の大会のうち、私がワールドカップで結果を出す事を目標としているのは、やはりワールドカップが真の世界一を決める大会と考えているからです。ワールドカップで最高のパフォーマンスと、しっかりとした結果を残すためにも、より多くの大会やトレーニングで経験を積み、プレッシャーに打ち勝つ技術と精神力を鍛えていきたいと思います。

蹴る前の考える時間 プレッシャーの中で自分の限界を超えていく

ワールドカップでの成績も重要ですが、ワールドツアーに積極的に参加することも私にとって重要な意味を持つと考えています。フットゴルフは、サッカーや野球のように瞬時に判断する場面は無く、蹴る前に「考える時間」が長く与えられます。この「考える時間」というものがフットゴルフの難しいところでもあるのですが、終盤の優勝が懸かった緊張感の高まる場面などになると、対戦相手の事を考えてしまったり、ラウンド終了後の自身のスコアを考えるなどの雑念がはいってしまったり、本来考えるべき次の一打を考えないで蹴ってしまうケースが多くあります。これを改善するには、同じような真剣勝負の緊迫した状況を多く経験し、プレッシャーのかかる場面でプレーをしていく訓練をすることが重要です。ワールドツアーに参加することで、世界各国の慣れない環境で緊張する場面をいくつも消化し馴らしていき、判断力や思考力の強化をしたいと考えています。

また、ワールドツアーは言葉の通じない外国人選手とのラウンドで緊張する場面を多く味わう事ができます。その状況でしっかり「考える作業」を繰り返し行い、状況に慣れていくことで自分のプレーに自信をもち、しっかりとプレッシャーに打ち勝つ術を学びたいです。

「GO BEYOND.=超えていく」ということは、まさしく今の自分自身を超える事だと考えています。そのために日々の練習を行っている訳ですが、海外活動での困難な状況の中で、稀に明らかに自分の実力を超える力を発揮できることがあります。

私が今までの経験のなかでまさしく「超えていた」と感じた経験は、2018年の7月に行われたアジアカップでの事です。個人戦・団体戦を含めて3日で5試合を行うレギュレーションでしたが、中国の暑い気候も手伝い、肉体的にも精神的にもかなり厳しい状況でした。いつ脱落してもおかしくない状況の中、最後まで冷静に信念をもって「考える作業」を実行することができ、残り1ホールでの逆転優勝を果たすことが出来ました。この時の私は明らかに自分の精神力や体力を超えてプレーし、自分でも予想がつかないほどの力が発揮できていたと思います。

海外ならではの課題に直面し、自ら解決策を模索し続けた結果、そのような状況が生まれたのだと思っていますが、実際のところ、あの時なぜそのような力が発揮できたのかは、未だに自分でも良く分かっていません。

今はまだ、この「自分を超えていく状況」がどのような条件下で起こっているのか分かっていませんが、引き続き海外にチャレンジし続けること、限界に近い場面でプレーすることを重ねていくことで答えが見つかるのではないかと考えています。

GO-BEYONDER No.152

フットゴルファー

小林隼人

東京都出身。幼少期からサッカーを続け、社会人になって32歳で引退をするまで地域リーグでプレーをした経歴をもつ。
サッカー選手引退後、知人の紹介でフットゴルフに出会い、日本初のフットゴルフクラブ「Ganador Footgolf Club」に所属し、世界各国での転戦を続けている。数多くの大会で優勝をし、2018年Footgolf Asia Cup 2018 (第2回アジアカップ) でも優勝という成績をのこしている。

Instagram:https://www.instagram.com/hayato.k.footgolf/

Facebook:https://www.facebook.com/hayato.kobayashi.31542

HP:http://www.ganadorfootgolfclub.com

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページトップへ