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GO BEYOND な

目黒誠子(メグロセイコ)

グローバルサイクリングアドバイザー・ライター・ツアー・オブ・ジャパン海外チーム招待担当

バイクフレンドリーな日本にしたい!
豊かな自然と豊かな生活。

バイクフレンドリーとは、自転車に乗りやすくなることです。日本でより自転車に乗りやすくなるよう、また、ロードレースがよりメジャー競技になってくれたらという思いを胸に、海外の自転車文化を発信しています。

「フランスの最も美しい村」。フランスには指定の協会により認定された、まるでメルヘンの世界のような古く美しい村々が存在します。世界最大のロードレースである「ツール・ド・フランス」は、たびたびこのような風光明媚な美しい場所を通ります。田舎だからこそ美しい。それはフランスも日本も同じではないでしょうか

宮城県の南端にある自然が豊かな田舎町で育った私にとっての「田舎」とは、なんとなくコンプレックスに思う場所でした。それが覆されたきっかけは、2006年、「ジャパンカップ・サイクルロードレース」でした。

ロードレースについて何の知識もない中、業務で赴いた先は、宇都宮森林公園。「こんな山の中で何が行われるのだろう?」。着いた先に広がっていたのは、まるでF1のような世界でした。カラフルなジャージに身を包んだ国際色豊かな選手たちが、驚くほどの速さで自転車をこぎ、山を駆け巡っていきます。自転車の音。風の音。観客の声援。選手の隊列のあとには、ルーフに自転車を積んだ車の隊列。山も自然も選手も風も、すべてがキラキラしているように見えました。選手も活き活き、観ている観客も活き活き、そして、山も自然も活き活きしているように見えました。

「田舎で何もない・・・ではなく、田舎だからこそできることがある」。ロードレースというものに興味を持ち始め、小さな頃からの生活スタイルがそのまんま、持続可能で最も豊かな生活なのではないかと、意識が変わっていきました。

< 活動歴 >
日系航空会社客室乗務員として7年間乗務、チーフパーサー。現在も広報・宣伝業務に携わる。
日本折り紙ヒコーキ協会認定、唯一の女性正指導員。山口水害小学校ボランティア、東日本大震災被災地ボランティア、メキシコシティ、ボストン等、国内海外数々の施設、学校等で教える。
パリ・ シェアサイクル「Velib」レポート (Vol.1-3)(2015年)
ボストン ・シェアサイクル「Hubway」取材(2015年~)
日本最大のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」海外チームとの交渉・招待(50チーム以上とコンタクト)、全ステージレース帯同(2014年~)ツアー・オブ・ジャパン スタッフリレーブログ
「ツール・ド・フランス」帯同、ワールドチームを含め海外チーム20チーム以上とのコンタクトを持つ(2015年~) ツール・ド・フランス2015帯同レポート by目黒誠子
「ツアー・ダウン・アンダー」(オーストラリア・アデレード) 『ツアー・ダウン・アンダーを成功へと導いた10の秘密』
「ツアー・オブ・カリフォルニア」(アメリカ・カリフォルニア州) 『ファンに魅力ある大会へ 成長を続けるツアー・オブ・カリフォルニア』
「ファンライド」『ハワイハレイワメトリックセンチュリーライド100km』
「ファンライド」『京都―奈良100kmライド』
「Bicycle Navi 」 B-Navigatorsコラム
下野新聞スポーツ応援マガジン(フリーペーパー)「SPOCOM」ジャパンカップ特集『宇都宮サイクリング観光ガイド』テキスト・写真

限界は自分でつくるもの。外すのは自分。

まるで扉がパーン、パーンと開くように、さまざまな人と出会うことになりました。「ファンライド」という自転車雑誌に連載をし始め、日本版ツール・ド・フランスである、「ツアー・オブ・ジャパン」では、海外チーム招待担当をすることに。

しかし、日本においてサイクルロードレースはマイナーなスポーツです。ヨーロッパと違い、文化としてまだ根付いていないこともあって、行政や警察の理解もなかなか得られません。また、スポンサー獲得も困難なため、存続の危機さえあります。

このように、海外チーム招待担当となってから内部の事情を嫌というほど知るようになりました。が、嫌になるどころか、「海外のレースはどのようにしているのだろう?」と、ツール・ド・フランスをはじめ、海外レースの運営や誘致する街の様子を取材しつつ、役割をこなしていったのです。また、取材を通して海外チームやオーガナイザー、海外の行政や企業との交流も深められました。

海外というボーダーも自分で超える。グローバルWiFiのように自分で限界をつくることなく、クリエイティブな世界に生きていきたいと思っています。

バイクフレンドリーな環境づくりのために!

現在活動しているものは主に二つあります。

一つは、「レースやイベントを支える裏側」の強化です。東京オリンピックを契機とし、日本のみならずアジア地域の今後のサイクルスポーツ発展のために貢献していけたらと考えています。自転車の本場ヨーロッパや、発展目覚ましいオセアニア地域の事例から学んだことも活かしていけるでしょう。現在の日本においてはあまり重要視されていませんが、「レースやイベントを支える裏側の強化」に自分の経験を活かしていくことが、とても大切なことであると思っています。

もう一つは、自分の足で動くことができる「一番身近な交通手段としての自転車」についてです。バイクフレンドリーな環境が整うことは、CO2削減にも効果的であり環境問題の緩和にもつながっていくでしょう。また、積極的に自転車を使うことにより、心身ともに健康増強ができます。中長期的には医療費の削減にも期待が持てるでしょう。地域課題の解決にもつながります。少しでも環境や健康に貢献できるよう、今後も力を注いでまいります。

自転車および環境先進国であるヨーロッパやオセアニアを取材する中で、「Velo-city conference(ヴェロシティカンファレンス)」という、国際自転車政策会議があることを知りました。それは「会議」以上の性質を持ち、開催都市の自転車政策を大きく転換させる契機となるでしょう。このカンファレンスの誘致をすることによって、バイクフレンドリーな環境を整えるべくさらに邁進していく所存です。

なお、現在は自転車の活動が中心ですが、自転車以外にも、国内・海外の行政・企業の交流や相互発展を目指し、アドバイスや仲介をしています。

GO-BEYONDER No.067

グローバルサイクリングアドバイザー・ライター・ツアー・オブ・ジャパン海外チーム招待担当

目黒誠子

宮城県生まれ。グローバルサイクリングアドバイザー。ライター。「ツアー・オブ・ジャパン」海外チーム招待担当。ロードバイクでサイクリングも楽しむ。趣味はバラ栽培と鑑賞、ヨガ。日系航空会社客室乗務員として国内・海外を飛び回り、現在も宣伝・広報系の仕事に携わる。日本折り紙ヒコーキ協会認定正指導員。心のセラピストとしての一面も。現在は宮城県丸森町に拠点を置きつつ、海外の自転車事情やライフスタイルを取材しながら交流・仲介し、グローバルサイクリングアドバイザー・コーディネーター・ライターとして活動。インフラ・環境・スポーツの側面から発信、企業や行政・レースオーガナイザーとのプロジェクトを手掛けている。

Instagram:https://www.instagram.com/seicomeguro/

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